第31章 エルダーフラワーかローズか否か
椛(定期的に思うけど…
零は味方にいると本当に心強いけど…
絶対敵に回したくないタイプだな…
本当に…
うんうん…)
そんな事を、彼女に思われているとは露知らず。
降谷「それにしても…
クレーシュミレーターかぁ〜
成程な…」
ストーカーの件は、彼の中で解決したのか…
今度はハンガーに手をかけつつ、何度も小さく頷きながら、感心と、少し呆れ返ったような、複雑な表情を浮かべている降谷。
椛「えっ?
ちょっと…
今度はその顔、どういう意味??」ジト目
降谷「いや〜…
色々成程な〜と思って。」
椛「??」
降谷「元々スジが良かったとしても、いくら管理官が直接指導してるからといっても、短期間であれだけ正確に射撃をこなせるなんて、何故だろうとずっと思っていた。
対象が静止物でも難しいのに…
最初に、男の手を狙った時もそうだったが…
上空に浮くヘリから下りる縄梯子を、正確に撃ち抜いた時は流石に驚いたよ…
けどそうか、クレー射撃か…
なるほどな…
動的対象物を撃つ練習も同時にしてたのか…
しかも自主的にとか…
くくくくくっw
真面目すぎるというか…
椛らしいというか…www」