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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第31章 エルダーフラワーかローズか否か



椛「さっき零と着替えの話、してたのに…

ついいつものつもりで、私も着替え持たないで浴室に入ってしまった事を、シャワーを浴びている途中で気づきました…

えへへw」

そんな事を、少し照れた様に、そして恥ずかしそうに言葉に出す。

降谷「あはははっ!!
そうだよなw
お互い一人暮らし同士だとそうなるよw」

リビングの奥にあるウォークインクローゼットに、足を進める椛の手を取って、引き留める降谷。

椛「えっ?」

そのまま腰に手を添えられて、グッと距離が近づき向かい合う。
そして、背の高い彼からジッと見つめられる。
 

降谷「…このバスタオル、剥ぎ取りたい。」

先程まで楽しそうに笑っていたのに、急に男の顔をして見下ろしてくるものだから…
思わず彼の表情に目を奪われる。

そして、そんな彼の表情に、いちいち反応してしまうこの胸の高鳴りを…
どうにかしたい。

椛(もうなんなの本当…
こっちの気も知らないで…)

心の中で甘い悪態をつく。

だが、今回はこちらが折れるわけにはいかない。

椛「こらこら、ダメダメ。
服着てくるから離して。」

彼女の言葉に、少し拗ねたような表情を見せる降谷。
先日、想いを伝えたった時から感じていたが、2人で家の中にいる時は特に、コロコロと表情が変わる人だと思う。

まぁ、彼の素の表情が見れる事は彼女の特権だろう。

椛「もうすぐ、出かけるんでしょ?」

椛の言っている言葉はごもっともで、もちろん降谷も分かりきっている事だが…

今は欲求の感情の方が優っているのだろう。
何かを一緒にしたくてしょうがない。

 
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