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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第31章 エルダーフラワーかローズか否か



すぐ横の浴室に繋がるドアの向こう側に、シャワーを浴びている彼の姿が、すりガラス越しに薄っすらと映っていた。

なんだか、温かい飲み物が飲みたくて、そのままキッチンに移動すると、ハーブティーを入れる準備をし始める。

暫くするとシャワーが終わったのか、腰にバスタオルを巻いた姿の彼が出て来た。



椛「おぉ~、今日も良い身体してますね…

朝からサービスショットですか♪」

もう昨夜見ているはずなのに、鍛え上げられた彼の美しい上半身を、明るいリビングだと恥ずかしさの方が勝り、直視出来ず…
思わず目をそらして冗談っぽく声をかける。

降谷「はははっ!
なんだよそれw

着替え、リビングに置きっぱなしで、持って入るの忘れたんだ。」

ソファーの方に目をやると、彼の着替えが入っているであろう紙袋が見えた。

彼の発言から、その紙袋を取りに向かうのかと思いきや、そこには行かずに彼女がいるキッチンに入って来て、後ろから彼女を抱きしめる。

シャワーを浴びたの彼の肌はしっとりと潤っていて、背中から伝わる彼の体温は少し熱く心地よく感じた。

抱きしめられると、彼からの温もりに身体が反応して、少し高鳴る鼓動を感じる。

些細な抱擁にもしっかりと反応を示す自身の身体に、
『心も体も完全に彼に絆されてしまっているな』と改めて思う。



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