第6章 ミッドタウン杯戸
チケットを購入して、会場中に入る。
思ったより多い展示品の数々に、思わず2人は感嘆のため息を漏らす。
2人並んで歩きながら順路に沿って展示品を堪能していく。
自分の隣で、目を輝かせながら展示品を見て歩く彼女を見いると、『今日来て良かったな』と言う気持ちが湧き、心が温まる。
安室「椛さんはいつから日本刀が好きなんですか??」コソコソ
会場内に響き渡らない様、少し体を寄せ、静かに問いかける。
椛「うーん、、、いつからでしょう??
はっきりと把握はしてないですけど、、、
本当に初期の頃の話だと、物心ついた頃ぐらいから好きだったんじゃないですかね?
男子に混ざってチャンバラごっこ?とか忍者ごっこ?とかしてました。」
それを聞いてクスクス笑っている彼。
椛「いや、笑ってるけど皆、子供の頃に一度は通る道ですよね?w」
安室「まぁ、確かにそうですねw
似たような事、僕にも覚えがありますよ♪」
椛「けどまぁ、日本刀の美しさと素晴らしさに気づいたのはもうちょっと大人になってからですかね。
私、若い時、巫女をやってて。
スイッチ入ったのはその辺りだったかもしれないですね。」
安室「巫女??
神社の巫女さんだったんですか??
椛さんは。」
梢「えぇ、そうですよ?
アルバイトですけど。
神社お好きですか?」
安室「そりゃ〜、好きか嫌いかだったらもちろん好きですよ。
嫌いな人逆に居ないんじゃないですかね。」
椛「まぁ、確かに悪いイメージはあまりないかもしれませんねw
ふふふ♪」