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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第6章 ミッドタウン杯戸


安室「どうして巫女さんやろうと思ったんですか?
何かきっかけが?」

椛「巫女さんってそもそも可愛いじゃないですかw
純粋に『着てみたい』と言うのももちろんありましたけど。

それに私、日本の事がとても好きだし。

文化も歴史も美しい四季もちろん好きですけど、
それより何より、
『日本女子に生まれたからには巫女さんやっておいた方が絶対いいでしょ!!
大和撫子の特権でしょ♪』
と思ってました。

なので高校生になったら巫女さんやろうと子供の頃から思ってたんです。
なので有言実行しました♪」

その話を隣で静かに聞いていた安室。

今の過去の彼女の話しが全て真実なら…

彼女の今まで感じていた人となりと、先日話していた『好きな歴史上の人物』の話しが繋がった気がした。

椛「安室さん?」
リアクションがない事を気にして名前を呼ぶ。

安室「あっ、すみません。ちょっと聞き入ってしまいました。
素敵な話しですね。
椛さんはこの国の事が好きなんですね。」

椛「それはもちろん♪
この国に生まれた事を誇りに思ってますよ。」

そう言って穏やかに微笑む姿は、今まで見た彼女の笑顔の中で一番綺麗に見えた。

思わず目を奪われる。

椛「安室さんもですよね?
先日上げてた『好きな歴史上の人物』のリスト。
愛国心ダダ漏れチョイスだったから、勝手にそうだな?
と思ってたのですがw」

安室「…えぇ、そう思って頂いて構いませんよ。
僕もこの国に生まれた事を誇りに思ってます。

何よりも。」

そう言ってお互い目を合わせ微笑み合う。
2人の間にとても穏やかな空気が流れる。

その空気感に心地よさを感じ始めてる自分がいる事に気づく。

本来自分がここにいるべき理由と、立ち位置を一瞬忘れてしまいそうになる程に…。
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