第1章 ファーストコンタクト
注意された男「まぁまぁ、そんなつれないこと言わずにさぁ〜。
優しくお願いしてるんだからさぁ〜。
付き合ってくれてもバチは当たらね〜ってもんよ。」
手を伸ばし女性客の腕を掴み作業を止めようとすると…
「ガシッ」
安室「いい加減にして頂けませんか。」
再びカウンターから出てきた安室に伸ばした手を掴まれる。
そして握力を強め、腕を潰す様に握る安室。
注意されない男「痛っ…なにしやがるんだテメぇ!!」
安室「それはこちらのセリフです。
これ以上迷惑をかける気なら、出ていってくれませんかね?
このポアロから。」
普段の彼の姿からは少しイメージの違う低めの声で言うと、そのまま掴んだ腕を関節技で捻り上げる。
注意された男「痛ててててててて!!…ふざけんなテメぇ!!離せ!!」
安室「では出ていって頂けるんですよね?」
そのまま更に捻り上げて元いた席まで引っ張っりあげて行く。
痛がる男。
捻った腕を離すと、そのまま席に崩れるように座り込んだ。
注意された男「ちっ、クソっ!!」
舌打ちをしながら荷物をまとめ、背もたれにかけていた上着を着ようとしているが、捻り上げられた腕が痛むのか、上手く着れないでいる。