第1章 ファーストコンタクト
蘭「なんだかちょっと怖い人たちだね…」コソコソ
園子とコナンに向かって小声で耳打ちする。
園子「安室さんも注意してくれたし大丈夫じゃ無い?ケーキ食べたら早めに出よ。」
蘭「そうだね。」
コナン(なんなんだアイツら…男2人で待ち合わせって一体どんな…)
ふと見るとソファ側の男か立ち上がり店の奥へ向かう。
どうやらお手洗いに向かった様だ。
注意された男は舌打ちをしている。
お手洗いに入ったのを確認すると店内を見渡す。
そして立ち上がりカウンターに向かって歩く。
注意された男「よぉ、ねーちゃん!!
1人寂しくカウンターなんかに座ってないで俺と楽しくお喋りしねーか?
ちとむしゃくしゃしててよ。
本当は酒が良いが…
一緒に茶付き合ってくれよ。」
カウンターで1人お茶をしながらパソコン作業をする女性客に声をかける男。
コナン(アイツ…大人しくなったかと思えばナンパかよ…
最悪だな…)ジト目
園子「うわぁ…」
蘭「ちょっと、止めた方が良いんじゃ…」
声をかけられた女性はパソコンから目を離さず、そして手も止めずにそのまま声を発する。
カウンター女性「お誘い頂きありがとうございます。
申し訳ないですが、今忙しいのでお断り致します。」
完全に棒読みだ。全くもって相手にしていない。