• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第29章 川品中央総合病院



 
椛(味方にいると百人力だけど、
本当、絶対に敵に回したくないタイプの人だな、
この人…

一度敵だと判断したら、本当にどこまでも地の果てまでも追い詰めにいきそう…ハハハ…)ジト目
 


暫くすると、見慣れた彼女の自宅が見えてきた。

こうして送ってもらう事はもう何度目だろうか。
 


安室「椛さんは明後日の予定、神原夫妻の所だけなのですか?」

椛「うん、その日の講座はそこだけだよ。」

安室「そうか、翌日の予定は?」

椛「翌日?
翌日は~、1件目の予定が午後からかな♪」

安室「そしたら伊豆高原の帰り、そのまま家に泊まりに行っていもいいか?」

椛「明後日ね。
うん、いいよ♪」

明後日会える約束が出来た事が嬉しいのか、彼に向かって笑顔で答える彼女。

そんな椛の様子を眺めながら、嬉しい気持ちと少し複雑な気持ちが安室の胸の中で交差する。
 

安室「…意味分かって『うん』って言っているのか?」

椛「えっ?」
 
 

自宅前に着き、いつもの場所に車を停車させると、ずっと進行方向を向いていた彼の視線が、真っすぐに彼女に向けられる。

ハンドルから手を放し、左手を伸ばすと、彼女の頬に手を添える。

2人の距離が近くなると、彼の瞳の揺らめきが良く見えた。


/ 1094ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp