第6章 ミッドタウン杯戸
蘭「安室さん!!椛さん!!
こんにちは♪」
椛「蘭ちゃん、園子ちゃん♪
こんにちは♪」
安室「こんにちは♪
お二人揃ってショッピングですか?」
蘭「今、軽くカフェでランチをしてきて、これから上のフロアに映画を見に行く予定なんです♪」
安室「映画ですか。良いですね♪」
園子「それより!!ちょっと!!
お二人はデートですか??
デートですよね!!
先日知り合ったばかりなのにぃ〜もう〜♪
展開早すぎません??」
キャッキャとテンション高めで話しかけてくる。
椛「いやいや、そんなんじゃ無いから。」
園子「え〜っ!!
じゃあその椛さんの背中に添えられてる手はなんですか!!」
椛「いやいや、たまたまだから…」
否定しても全然納得してくれようとしない園子にちょっと困り顔だ。
園子「本当ですか??安室さん?」
椛に聞いてもダメだと思ったのか、安室をガン見し、問いただすようなポーズをしている園子。
安室は一瞬、隣に並ぶ彼女の事をチラッと見る。
椛は『変なこと言うなよ』という目で安室を見上げて訴える。
安室「えぇ、園子さんが思っているような感じでは無いですよ。」
椛(ほっ…)胸を撫で下ろす。
安室「…今のところは♪」
椛(おーーーいーーー)ジト目