• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第29章 川品中央総合病院



医師「ふふふっ。
では診察台に仰向けでお願いします。」

ここで揉めても時間の無駄だと思い、もう仕方がないので、医師に言われるまま診察台に上がる。

寒くない様、
タオルをかけてくれた看護師さんが、

看護師「素敵なご主人ですね。」

とか言ってる。

すっかり彼の、わざとらしい甘いマスクに騙されている様だった。

椛(さっきの表情、絶対わざとでしょ…

そもそも傷口、確かに脚は脚だけど…
結構きわどい所まで伸びてるんですけど…

まぁ、彼もそうゆう目線で見たいわけでは無いのだろうけど…

怪我の状態を心配して気にしているのも、もちろん本当だろうけど…

と言うか、色々突っ込みどころ、
満載何ですけど。

『ご主人』って所、流石に否定しようよ…
何スルーして上手いこと使っちゃってるのよ…)

診察台に上がりながら、恨めしそうな顔で彼に視線を向けるが、当の本人は涼しくもむしろ勝ち誇ったような顔を向けていた。

椛(…過保護すぎでしょ。)


流石、組織の探り屋まで上り詰めた公安の潜入捜査官。

『人の心を掴むのが上手いな』と先程のわざとらしい彼の表情を見て、改めて思う椛であった。

/ 1094ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp