第6章 ミッドタウン杯戸
席に着きスタッフの方が一通り説明をしてくれる。
メニューを渡されて一旦テーブルから離れて行った。
椛「安室さん、席の指定もしてくれたんですか??
凄い良い席じゃ無いですか!?」
少し興奮しながら話しかける。
安室「いえ、席の指定はしてないのでたまたまですよ。
キャンセルした方がいい席を取ってくれていたのでしょう。
ラッキーでしたね♪」
そう言って穏やかに微笑んでいる。
椛「そうでしたか。普段の行いが良いからかなっ♪」ルン
そう言って気分良くメニュー表を見始めた。
安室「はははっ!!」
突然隣で笑い出す安室。
何かと思いビックリして立てて見ていたメニューをテーブルに置き
椛「えっ!?急にどうしたんですか!?
www」
安室の笑いに若干の釣られてながら質問する。
隣に座る安室を見ると、額に手を当てて若干前髪を掻き上げつつ、至極楽しそうに笑い続けている。
椛「えっ??w
ちょっと!! ほんと急にどうしたんですか??www」
返答してくれない彼に対して畳み掛ける。
安室「失礼しましたw
いや…知り合ってから度々思ってはいたのですが、椛さんってすっごくプラス思考ですよねwww」
まだ半笑いが続いてる。
そんなに面白い事あったか?
椛「あ、ありがとうございます?
それが何故そんなに笑いに繋がるのですか??」
全くもって彼の笑いのツボが理解できない。
安室「いえ、なんだか平和で癒されるな〜と思って♪」
その言葉を聞いて思わず心が「スン」となった。
椛(そうだよね…
うん、そうね〜。
思う所は色々あるけど…
今はまだ何も言うまい。)