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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第28章 早く起きた朝は


降谷「う〜ん…
明日じゃなくても良いが…

いつか椛を、アイツらに紹介したいとは思っていた…」

椛「アイツら??」

降谷「俺の大切な仲間たちさ。

…もう亡くなってしまったがな。」

彼のその話を聞いて、椛は眼を大きく見開く。

椛「警察学校のメンバーの??
お墓参りに連れて行ってくれるって事??」

降谷「あぁ、そうだ。
いや、でも…
流石に怪我上がりの最初の外出にしては暗いか…」

そう言ってまた何か、別の案がないか考え始めるが…

椛「えっ!?
全然暗くないよ!
私それ行きたい!
零が連れて行ってくれるなら!」

少し食い気味に彼に訴える彼女。
その彼女の様子に少し驚くが、『行きたい』と言ってくれた事がとても嬉しかったのか…
彼は穏やかな微笑みを浮かべていた。

するとスマホを出して、何やら操作している。
そして彼女に画面がよく見える様に、スマホを差し出した。

椛「これ…」

そこには『警視庁警察学校』と大きく書かれた校札の前に、制服姿で並ぶ5人の生徒の姿。

椛(ヒロ君…。)

そのスマホ画面に囚われたかのように、ジッと見つめる椛。

降谷は椛の肩に腕を回して、身体の距離を縮めると、一緒にスマホ画面を覗き込む。


降谷「1番右が…」

椛「待って!!」
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