第27章 ゼロの恋人
椛(だからって、いくら何でも買いすぎでしょw
普段はどんな事でも完璧にこなすくせに、こうゆう所のあんばいを揃えるのは苦手なんだw
可愛い…
可愛すぎる…)
あまりにも可愛い彼の言い訳?理由?に笑いが止まらず、手で押さえてはいるものの、口から笑い声が漏れる。
そんな彼女の様子を、横目で確認する降谷。
降谷「…そんなに可笑しかったかい?」
未だ小さく笑い続けている彼女に声をかける。
しかし、いよいよ耐えきれなくなったのか…
椛「あははははははははっ!」
普通に大きく笑い出した。
そして隣に立つ彼の腰を両腕を回して横から抱きつくと…
椛「ふふふっ、大好き…」
そう言って笑いが落ち着くまで、彼の胸に顔を埋めて笑い続け…
降谷「俺も大好きだよ…」
買いすぎてしまった自覚はある為…
降谷は降谷で、笑われている事が恥ずかしいのか…
少し恥ずかしそうに顔を掻きながら、彼女の肩に腕を回して、笑いが落ち着くまで、彼女の頭を宥めるように撫でていた。