第26章 束の間の休息
椛「どうって言われても…」
椛(そう改めて聞かれると…
私達はどうなったんだろ…)
先日の、彼との会話を色々と思い出すが…
椛(気持ちは確かに伝えあったけど、
付き合うとか、その類の言葉は、向こうからはやはり無かったし…
そもそも公安って、恋愛とかいいのかな??
流石に今の時代、完全禁止とかは無いだろうけど…
けど、彼は潜入捜査官だし…
じゃあ、もし付き合うとなっても、私は『安室透』と付き合うのか?
まぁ、名前が違うだけで、同一人物だが…
そう思うとなんか違うような…
そして『降谷零』の方は『僕の恋人は日本』とか言ってた…
もし『降谷零』と付き合うとなっても、私はセカンドの女って事??
流石に彼の『本命恋人』の『日本』には、
どう頑張ったって勝てる気がしないんですけど…)
何も言わずに、顎に手を当てて一人考え込み始めてしまった、椛の様子が不可思議で、名前を呼んでみる。
ジョディ「椛??」
椛「ジョディ…」
ジョディ「ん??
何?」
椛「どうなったんだろ…?
私達…」
質問を質問で返されて肩をすくめるジョディ。