第26章 束の間の休息
ジョディ「椛は本当に天才ね…
食べる!
食べるわっ!
今ここで!」
力強く言葉を発するジョディに姿に、思わず笑みが溢れる。
椛「はははっ♪
じゃあ新しいお茶淹れるね。
一緒に食べよう。」
椛は新しいお茶を入れて、イチゴ大福を和皿に盛り付けると、ダイニングテーブルに並べた。
目の前に置かれたイチゴ大福を凝視しているジョディの姿は、
『待ち切れない』と言った様子。
椛「うふふ♪
いいよ、どうぞジョディ。
召し上がれ♪」
その言葉を『待ってました』と言わんばかりに、嬉しそうにイチゴ大福を手に取るジョディ。
口に含むと、至極幸せそうな顔をしていた。
椛「イチゴ大福、そんなに好きだったのねw」
ジョディ「イチゴ大福って可愛いし、美味しいし、最高よ…
何でアメリカには無いのかしら…」
椛「あはははっw
喜んで頂けたようで良かった♪」
ジョディの様子を眺めながら、椛もイチゴ大福を頬張る。
ジョディ「そういえば、話は変わるけど、あの彼とはどうなったの??」
椛「あの彼?」
ジョディ「あの彼と言ったら一人しかいないでしょ!!
前にチーズ屋さんで会った、金髪の彼よ!!」
椛「あぁ〜…」
ジョディのその言葉に、チーズ屋さんで鉢合わせた時のことを思い出す。
チーズ屋さんで鉢合わせから、その後にも色々事件があり過ぎて、すでに遠い昔のように感じた。
実際はちょうど1ヶ月ほど前だが…