第26章 束の間の休息
ジョディ「ありがとう、椛。
私も貴方が大好きよ。
本当に心配したんだから…。」
二人は微笑み合い、友情を確認したようだ。
椛はキッチンに入り、出来上がったサムゲタンをお皿に盛り付けると、ダイニングテーブルに運ぶ。
麦茶を注いで、ジョディに手渡した。
椛・ジョディ「「いただきます♪」」
2人で声を合わせてランチを頂く。
ジョディは本当にサムゲタンが好きなようで、目の前のお皿を見て、目を輝かせている。
そして冷ましながら一口、口に含むと…
ジョディ「!?!?
椛!!
このサムゲタン、すごく美味しいわ!!
お肉も全く臭みがなくて、艶々のほろほろね!!
何というか、外で食べてるのより、コクがあって…
それに何だか味が優しいわ…」
どうやらお気に召して頂けたようだ。
ジョディの反応を見て、椛も嬉しくなる。
椛「本場の香辛料も使ってるけど、ベースは日本の発酵調味料で仕込んでるのよ♪
今回は塩麹と、みりん粕と、生姜ニンニク麹とか色々…
だから味にあまり角が立たないんだと思う。」
ジョディ「そうなのね。
私には料理のことはよく分からないけど、椛の料理がとても美味しいということはよく分かるわ!!
サムゲタンって自分で作れる物なのね…」
椛「ふふふ♪
ありがとう、ジョディ。」
ジョディ「椛は本当に料理が上手よね!
と言っても、先生にそんなこと失礼ねw
シュウが習いたがる気持ちがわかるわ…」
椛「ありがとう♪
ジョディも仲間に入ってもいいのよ?w」