第26章 束の間の休息
椛 「もう盛り付けたら食べれるから、とりあえず準備するね。
話しは食べながらにしよ?」
ジョディ「えぇ、ありがとう。
思わず勢いだけで来ちゃって…
ごめんなさいね。
何かお見舞いの手土産、持ってくればよかったわ……」
先ほどの電話の時の勢いはどこへやら。
ふと我に返ったのか…
勢いだけで来た事を、後悔し始めた様子のジョディ。
どうやら本当に慌てて、勢いだけで来たようだ。
そんなジョディらしいと言えばジョディらしい行動に、もう椛 は慣れているもので…
椛 「家にこもりきりで、人と会ってなかったから。
ジョディが来てくれて嬉しいわ。」
椛 の言葉に安心したのか、少しホッとしたのか表情を見せる。
椛 「けど…
それにしても流石に急すぎるけどねw
飛んでくるとは聞いてたけど、本当に15分足らずで来たのねw
凄い嬉しい、凄い嬉しいけど…
前もって言ってくれれば、もうちょっと準備が楽だったわw」
一応今後の事の為に、思っていたことは素直に伝える椛 。
少しバツが悪そうなジョディを宥めると…
椛 「ねぇ、ジョディ。
飛んできてくれた事自体は、本当に嬉しいのよ。
ありがとう、ジョディ。
貴方のそんな所が好きよ♪」
ダイニングテーブルに座るように、手を向けると、素直に椅子に座るジョディ。