第25章 コンフィデンシャルのその先に
寝室から出ていく彼を見送ると、ベットの上で体を伸ばす。
椛(今日も良く寝たな~。)
昨晩にはまだ残っていたけだるさが無く、頭はスッキリ冴えている。
椛(流石にこれだけ寝ればな~。)
体温を測ると36.7分。
椛(うんうん!バッチリ平熱!よしよし!
更にさっぱりするためにシャワーを浴びよう♪)
ベットから起き上がり浴室に向かう為、寝室を出るが、その前に…
椛(零は朝ごはんは食べるかな?)
取り合えず2人分の米を研ぎ、土鍋にセットして浸水させてから浴室に向かった。
シャワーを浴びて、部屋着ではなく外にも出られるようなラフな服装に着替える。
汗をかきながらずっと寝てたから、流石に布団も洗って干したい。
シーツやカバーを外し、洗濯機を回す。
昨日部屋干ししていた服たちもしっかり乾いている為、そのままの流れでハンガーから全部外して、クローゼットにしまった。
椛(よい洗濯日和だな~。)
朝日が上がった空は、晴れ晴れと綺麗な青空が広がっていた。
この青空の下、ランニングをしている彼を想像する。
ミルクティー色の髪を風にキラキラ輝かせながら颯爽と走る彼の姿が、容易に想像出来た。
椛(想像しただけでもかっこよ…
走っている姿、今度見せてくれないかな~。
腹筋とか凄い割れてるんだろうな~。)
そんなことを考えながら、床を掃除していく。
ずっと寝ていた為、そんなに汚れてはいないが、元気になると部屋の掃除をしたくなるのは何故だろう。
そのままの流れで気になった所を掃除していると、あっという間に時間が経つ。