第25章 コンフィデンシャルのその先に
降谷は立ち上がり、空いたお皿を持ってキッチンに立った。
サッと洗って、お風呂に向かう姿を見届ける。
椛「あっ、タオルとかその他諸々、置いてあるの好きに使って良いからね!」
降谷「あぁ、ありがとう。
その前に、車に荷物を取りに行ってくるよ。」
椛「うん。」
荷物を取りに一度外に出て行った降谷。
戻って来て浴室の扉が閉まる音を確認すると…
椛(さて。
私も寝る準備をしますか。)
本当寝てばかりだけど、1日ぶり以上にしっかり食べたらちゃんと眠くなって来た。
広げてた仕事関連道具を片付けて、寝る準備をする。
寝る前にもう一回体温を測ってみると、体温は37.4分。
先程とほぼ変わらない。
歯を磨いて、サイドテーブルにスマホと体温計、水差しをセットして寝る体制を整える。
暫くするとお風呂上がりの彼が、寝室に入って来た。
椛「お湯も滴る良い男だね…」
お風呂上がりの彼の姿は、ホカホカしてて色気もあって、可愛くて、なんだこの人は。
本当にもう…好きすぎる。
一度車に取りに戻って、彼が持って来たスエットを着ているが、何を着ても本当カッコ良い…
以前も長野で、お風呂上がりの姿は見ているはずだが…
気持ちを自覚した前と後では威力が違う。