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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第5章 元刑事の憂鬱


騒ぎを聞きつけてリビングにいたコナンが顔を出す。

コナン「蘭姉ちゃん、どうかしたの??」

蘭「高木刑事から事務所に連絡してるから、お父さん起こしに来たの!」

コナン「ふーん、そうなんだ。」
(朝から高木刑事から電話?何かあったのか。)

寝起きの少しかすれた声で、高木に電話をかける小五郎。

高木が出ると、「しっしっ」と手で部屋から出ていけとジェスチャーする小五郎。

寝室から出る蘭とコナン。

蘭「何かあったのかな、、、朝から。」

コナン「そうだね、、、。」

二人で扉越しに小五郎の話し声に耳を澄ませるが、小五郎の発する言葉だけでは内容まで流石にくみ取る事は出来ない。

10分ほど話し込み、電話が終わると小五郎が部屋から出てきた。

蘭「何かまたあったの?」

小五郎「何かあったというか~、先日のポアロの件だ。」

コナン「トラックが突っ込んできた件だよね?何かわかったのぉ?」

どうやら高木刑事の話によると、昨日の昼間に、トラックの運転手が目を覚ましたため、昨日事情聴取をしたとのこと。

昨日はキッドの件で、小五郎が中森警部と一緒に警備に当たってると聞いていたため、今日の昼間に元々連絡しようと思ったいたこと。

目を覚ましたトラックの運転手の話によると、突然運転が効かなくなって、その結果自分の意思とは無関係にポアロに突っ込むことになったようだ。

しかし、そのトラックはトヨタのスマートシティ自動運転システム搭載の実験機で、運用に向けて試運転中だったとのこと。

遠隔で運転操作が出来る車種だった為、第三者が故意でポアロに突っ込ませた可能性があるので、引継ぎ調査中。

また、被害にあった男性二人。
最近アジア諸国でテロ行為を繰り返していたテロ組織のメンバーだったことが判明。

トラックにひかれた男はただのテロ組織のメンバーだったが、トイレで亡くなっていた男性はテロ組織に潜入していたスパイでFBI捜査官であったことが判明。

そして未だ入院していたトラックの運転手は本日明朝に何者かによって刺殺されている所を看護師の巡回によって発見されたと病院から連絡が来たため、早めに連絡をとのことになり、小五郎に電話をかけたとのことだった。
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