第5章 元刑事の憂鬱
その翌日の土曜日、朝から毛利探偵事務所の電話が鳴る。
蘭「はい、毛利探偵事務所です。」
高木「おはようございます、警視庁の高木です。」
蘭「あっ、高木刑事!
どうかされたんですか?」
高木「蘭さん、朝からすみません。
毛利さんと連絡を取りたくて。
先ほど携帯の方にかけたんですけど、お出にならなかったのでこちらにいらっしゃるかなと思いかけたんですけど、、、」
蘭「そうでしたか!
すみません、掛けなおすように伝えますので、一旦切りますね!」
高木「ありがとうございます。」
電話を切り、階段を駆け上る蘭。
蘭「おとーさん!!
高木刑事から電話!!
いつまで寝てるの!?
もう起きて!!」
寝室に入るなり、未だ寝ている小五郎の布団をはぎ取る蘭。
小五郎「うんにゃ~
昨日遅かったんだからまだ寝かせてくれよ~、、、zzz」
蘭「そんなの!
私たちも一緒だったんだから知っている!
だからって流石に寝すぎ!!
高木刑事から電話きてるから急いで折り返してよ!!」
渋々起き上がり、むにゃむにゃ言いながらスマホをチェックする小五郎。