第25章 コンフィデンシャルのその先に
〜それからまた数時間後の午後〜
博士「それにしても、命に別状が無くて、本当に良かったわい!」
ベットを囲む様に椛の様子を見つめる、少年探偵団の子供たち。
椛「みんな心配かけてごめんね、お見舞いに来てくれて本当にありがとう♪」
歩美「けど、椛お姉さん痛そう…
大丈夫?」
光彦「そうですよね。
暫くはゆっくりしてください。」
元太「うな重食べればきっと早く治るぞ!」
園子「うな重って…
逆に血圧上がりすぎちゃいそうな気もするけど。」
元太「血圧ってなんだ?」
哀「血管の中を流れる血液の圧の事よ。」
元太「??」
人数も然りだが、椛の事が心配なのか、会話がどんどんと飛び交う病室内。
個室なので、彼女以外の患者はいない為、あまり子供たちは気を、使っていないのだろう。
コナン「オイおめーら…
いくら個室でも、ここは病院内なんだから!
流石にもうちょっと静かにしとけよ…。」ジト目
「トントン」
皆で話をしていると、誰かがドアをノックする音が聞こえた。
椛「はい、どうぞ」
静かにドアがスライドし、ノックをした人物が病室内に入ってくる。