第25章 コンフィデンシャルのその先に
椛「機械いじるのは好きだけど、爆弾を解体する事が好きなわけでは無いですよ…」
黒田「あぁ、分かっている。
大丈夫だ、私から断ってある。」
黒田の言葉を聞い、取り敢えず一安心するが…
椛「もぉ〜!
黒田さん、揶揄ったんですか?
ビックリさせないでくださいよw」
黒田「揶揄ったわけでは無い。
本当のことだ。
それに、君を爆発物処理班に取られるのは、私も嫌だからな。」
椛「それって私、褒められてます?」
黒田「あぁ、もちろんだ。」
椛「ふふふっ。
なら良かったです♪」
それからしばらく、今後の対応について事務的な話をいくつか済ませると、黒田は帰って行った。
黒田が帰った後、椛は昨日の出来事を色々と思い返していた。
椛(バレてしまった事は仕方がないとはいえ、続投OKはもらったけど…
安室さんは、この件についてどう思っているのだろうか…
監視として付いていたと聞いて、怒ってはいないのだろうか…
考え始めるとキリが無いが…
次会った時にどっちみち、一度ちゃんと本人と話をした方が良いだろうな…)
そんな事を思いながら、1人病室から窓の外を眺める椛だった。