• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第25章 コンフィデンシャルのその先に


椛「えっ??
私はクビですか?
もう必要ないですか?」

少し慌てる様に言う椛に、黒田も驚くが…

黒田「必要ない事はないが…

事件に巻き込まれて、こんな怪我までして…
まだ続ける気か?
怖くはないのか?」

黒田は普段からあまり感情が表情には出ないが、彼女の講座の受講生として知り合ってからはもうだいぶ経つ。

今の黒田は、
『自分の事を酷く心配しているんだろうな』と表情からも伝わってきた。

『有難いな』と思いつつ…
少し間を置き、黒田に向かって軽く微笑み、声をかけた。

椛「協力者を引き受けた時に、これから何が起きても、受け入れる覚悟を決めました。

もし、もう必要ないと黒田さんが判断したなら、もちろんそれに従います。

黒田さんや安室さん程じゃないかもしれないけど、私もこの国が好きです。
この国を守るために私で出来ることがあるなら、尽力したい。
今でもそう思っています。」

黒田「…」

黙って耳を傾ける黒田に、彼女は続けて言葉を紡ぐ。


椛「『諸伏景光』の件も…
もちろん協力者を引き受けた事の要因ではありましたが、彼の事がもしも無かったとしても…
基本的に、前者の思いは変わりません。

それに、おこがましいかもしれないですが…

出来れば降谷君が、
『安室透』の今の任務を終えるまで、見届けたいと思っています。」
/ 1094ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp