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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第25章 コンフィデンシャルのその先に


黒田の話を聞いて、今まで彼女と共に過ごした時間が、走馬灯のように降谷の頭の中を一気に駆け巡った。

降谷は一度息を大きく吸い込むと、少し長く吐き出して、心を落ち着かせる。

降谷「随分と…
まぁ…

彼女はしっかり…
と言うより…
管理官の思惑以上に…

十分過ぎる程に、依頼内容を遂行していたでしょうね。」

彼女と出会ったあの日から、今日まで共に過ごした時間を再度順番に振り返る。

短い様で長い様な…
振り返ると、実に色々な事がこの短期間であった。

ベットに横たわる彼女を、少し切なそうな表情で見ながら答える降谷。

黒田「そうだな、毎日しっかり報告書を上げて来ていたよ。
日々の事件解決にも協力的だったしな。」

降谷「依頼内容は本当にそれだけだったのですか?」

黒田「『監視対象者は優秀だか、なんでも1人で抱え込み過ぎる所がある。
もし何か出来ることがあれが、可能な範囲で構わない。
力を貸してやって欲しい。』
とは彼女に話をしていた。

まさかここまでとは…
想定外だったが。
逸材を引き当てた。

諸伏の件もあっての事だろうが。

…彼女は適任で実に優秀だった。」

思いもよらない人物の名前が上がり、先程まで膝に腕をついて彼女に目線を向けながら黒田の話を聞いていたが…

降谷は顔を上げて再び、黒田に目線を向けた。

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