第4章 銀翼の魔術師
じっと見られてる視線に気付いたのか、こっちをチラッと見てきた。
安室「ん??どうしました?」
椛「いやぁ〜、何質問しようか考えてました。」
安室「ふっ。なんかとんでもない質問が来そうですねw」
椛「え〜っと、じゃあ〜…
好きな歴史上の人物は誰ですか!?」
安室「!?
おぉ〜!そーゆー系ですねw
そうですね〜
…何人か居ますけど…
パッと最初に出てきたのは…
楠木正成ですかね。」
椛「おぉw 後醍醐天皇!!忠義の塊!!
カッコいいですよね!!
流石安室さん!!渋い♪」
安室「渋かったですかw
…椛さんは楠木正成、分かる人なんですね。
嬉しいです♪
逆に椛さんは誰かいますか?」
椛「そうですね〜…パッと一番に浮かんだのはレオナルドダヴィンチですね♪」
安室「おぉ!!そっちに行きましたかw」
そんなこんなで歴史話で盛り上がってしまった。
気付くとさっきまでの眠気が嘘のように目が覚めてしまう。
そのまま雑談(?)は続き、あっという間に自宅近くまで来た。
椛「そろそろですね。
場所、もう覚えてるんですね…」
安室「一度来てますからね。」
自宅近くまで来ると車は殆ど走ってなく、自分たちの車が走行する風を切る音がやたらと耳につく。