第4章 銀翼の魔術師
各々事情聴取が終わり、長かった様な短かった様な夜が終わる。
小五郎「それじゃぁ、俺たちもそろそろ帰るか!
流石に眠いな〜」
蘭「そうだね。コナン君も眠いよね。
帰ったらすぐに寝よう。」
コナン「うん、そうだね…。」
隣で次郎吉からお礼の挨拶を交わされている安室を見上げる。
コナン(それにしても、安室さんはなんであんなすぐに屋上に行けたんだ…
私立探偵だと言ってだけど、おっちゃんの弟子にならなくても十分な感じなのに…
やっぱりこの人ただの私立探偵じゃないんじゃないか…
やっぱり組織の…)
蘭「…コナン、コナン君!!」
コナン「!あっ、蘭姉ちゃん、なに??」
つい考え込んでボーッとしてしまった。
蘭「なに?じゃ無いわよぉ!やっぱり眠いよね…
迎えのタクシー来たから帰るよ〜。」
コナン「はぁい。」
皆で会場を後にし車付けまで向かう。
迎えに来たタクシーは既に駐車しており会場から出てきた小五郎達に気づき、運転手は扉を自動で開ける。
小五郎が助手席に乗り込み、後ろに蘭、コナンと乗り込む。
蘭「椛さんも!!良かったら一緒に!」
椛「えっ?」
次のタクシーに乗り込むつもりだったので、思いがけない誘いに思わず上澄んだ声が出た。
小五郎「あぁ、もう夜も遅いし一緒に帰りましょう。」
そう言って小五郎にも後ろの席に乗るよう促される。