第4章 銀翼の魔術師
その頃の怪盗キッド
風を掴んで出来るだけ遠くに離れる様、パラグライダーを飛ばす。
キッド(ふぅ〜!!間一髪だったぜ…
それにしてもアイツ、銃を持ってたぞ…
あのセキュリティの中どうやって持ち込んだんだ。
それより…
完全に銃刀法違反だろ…
ただの探偵じゃね〜なこりゃ。)ジト目
先程掠った頬を手で触ると、未だ血が滲んでいたのか、白い手袋に赤い鮮血が滲み付く。
(あんなストレートパンチ、モロにくらったらやべーぞ…
怖々、ヒィィィ…)
めでたく(?)キッドの要注意人物リストにランク付けされた安室であった。