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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第23章 協力者の日常


椛(30分ぐらい前か…
今かけたら出るかな?) 

トーク画面から通話画面に切り替えて、コールボタンを押す。

椛(5コールで出なかったら切ろう。)

そう思ってコールを鳴らすが、2コール程で彼はすぐ出た。

安室「はい。
おはようございます、椛さん。」

椛「おはようございます、安室さん。
今、大丈夫でした?」

昨晩の至極眠たそうな声とは違い、いつも耳にする安室の声だ。

安室「えぇ、今ちょうど車に乗り込んで出発する所でした。」

椛「そうでしたか。
…安室さん、メール見ましたよ。」

安室「えぇ…
昨晩はお恥ずかしい姿を晒してしまい…
すみませんでした。」

昨晩とは異なり、しっかりと聞き取れる声で詫びを述べる彼。

椛「いえ、安室さんこそ連日お疲れ様です。
…ふふふっ。」

彼女は昨晩の事を思い出しているのか、思わず笑みが声に出てしまう。

もちろんその声は安室にも届いており、

安室(笑われている……
はぁ〜…)

『やってしまった…』と言わんばかりに、運転をしながら軽く首を横に振っていた。

醜態を晒してしまった事は、もうどうしようも出来ない事なのでさておき。
安室には最も気になっている事がある。

せっかく彼女が連絡して来てくれたんだ。
今を逃すと、次いつ聞けるか分からない。
恥を忍んで聞いてみる。
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