第22章 JKのお悩み相談会
園子「安室さんが居ないのは残念だけど…
今日は逆にちょうど良かったかも。
ねぇ、蘭?」
蘭「あはは、そうだね♪」
話が読めない椛は、2人の会話に首を傾げる。
椛「それで?
相談したい事があるって言ってたけど、どうしたのぉ?」
椛の言葉に顔を見合わせる蘭と園子。
何やら言い淀んでいるが、口を開いたのは園子。
園子「…どうやったら、椛さんみたいに好きな男の人から『会おう』って沢山言ってもらえる様になるんですか?」
そのセリフを聞いて一瞬何の事かと、固まるが
椛「…はい?」
椛(何を言っているんだこの子は…)
園子の言葉に少し困った様な、怪訝な顔を園子に向ける。
椛「うーん…
何の話かな?」
蘭「安室さんと付き合ってるんですよね?」
椛「いや、付き合ってないよw」
園子「そうだとしても、ほぼ付き合う手前みたいなもんですよね!?
出会ってまだそんなに日が経ってないのに、よく安室さんと一緒に居るじゃないですか!?
それって誘ってもらってるって事ですよね!?
どうやったら、そんなに誘ってもらえるんですか??」
椛「あぁ〜…
付き合う手前かどうかとか、そういうのは分からないけど…
ちょっと事情が普通と違うと言うか…」
椛の言葉に耳を傾けつつも、話を続ける園子。