第22章 JKのお悩み相談会
そんな話をしていると、注文した紅茶を梓が運んできた。
梓「お待たせしました。」
椛「ありがとう。」
紅茶をテーブルに置いて去って行こうとする梓に、園子が声をかける。
園子「そういえば、安室さん、まだお休みなんですか?」
梓「そうなのよ。
『暫く休みたい』って連絡が来て…
もう休み始めて5日目になるかな。」
蘭「結構、長いですね。」
梓「そうなのよ〜。
安室さん目当てのお客さんも来なくなっちゃって…
お陰様で最近ちょっと暇なのよねw
なので3人は是非、ゆっくりしていってくださいね♪」
そう言ってカウンターの中に入っていった。
確かに店内を見渡すと、彼女たち3人以外他にお客さんはいなかった。
先日博士の家に行った日、そして翌日、翌々日と結局、あれから3日間連続で爆発事件があった。
最初の東都ビックサイトを入れると、例の爆発事件はもう4回目だ。
東都ビックサイトに一緒に行っていたあの日から、既に5日経ってるが…
その後、安室から椛に連絡は一度も来ていない。
椛(こんな短期間で毎日毎日爆発事件が続けばね…
ずっと対応に追われてるんだろうな…
組織の方もあるだろうし…
ちゃんと身体は休めているのだろうか…)
黒田からその後の事も、安室の安否も連絡は受けているものの、やはり爆発事件のその後が気になっている椛。