第21章 米花町の発明家
博士「こんなにおいしくて、カロリーが少ないなら、もういっその事、ホールで食べたいわい♪」
博士の意気揚々としている言葉に、灰原はすかさず目を光らせる。
灰原「いくら何でもホールは食べすぎよ!!
せっかくカロリー抑えて作ってくれてるのに、元も子もないでしょっ!!」
博士「ですよね〜…」しょぼーん
コナン(ははは…
本当いつもいつも飽きないね〜…
この2人…)ジト目
そんなこんなで4人で談笑しながらケーキを頂いてると、つけっぱなしにしていたテレビから、臨時ニュースが流れた。
どうやら、都内の商業施設で爆発事件があったようだ。
対応に当たっていた警察官、民間人含め、多数の死傷者が出ており、爆発の原因は現在調査中との事。
博士「爆発騒ぎとは…
怖いのぉ〜。」
そのニュース画面に厳しい目を向けているコナン、灰原、椛の3人。
映像に目を向けていると、何かを感じたコナン。
コナン(通常に営業していて、商業施設でこれ程大規模に爆発する様な事ってあるか?
ガス管でも漏れたのだろうか…?)
ニュースの映像を見る限り、あまりにも大規模な被害状況に違和感を覚え、爆発の理由を考え込む。
ふと隣に目を向けると、未だ画面に厳しい目を向けている椛の姿が目に映る。
コナン(??
…椛さん??)
椛「博士の研究室も見れたし、ケーキも一緒に食べれたし、私はそろそろ遅くならないうちにお暇しますね♪」
そう言って、使っていた食器を片付け始める彼女。