第21章 米花町の発明家
その発言と彼女の様子に、気分を良くしたのか、
博士「そうじゃぞっ!!
わしは天才なんじゃ!!
はっはっはっはっ!!」
腰に手を当てふんぞり返り、鼻高々と言わんばかりにのけ反っている。
椛「他にも色々発明品があるんですよね!?
是非見てみたいです!!」
博士「もちろんじゃとも!
向こうに戻ったら、一度ウチに遊びに来るといい!!」
椛「えっ??良いんですか?
私、本当に行きますよ!?」
博士「もちろんじゃとも!
わしの自慢のコレクションを見せよう!!」
というわけで今日に至る。
博士「皆んな、わしの発明の素晴らしさを、あまり分かってくれんのじゃよ〜…
椛君のような、発明に興味を持ってくれる人がいると、わしも嬉しいわい。」
コナン「昔っから博士の発明品はガラクタばかりで、役に立つ物の方が少ないしな〜。」
灰原「あら。
今でも普段はガラクタばかり作ってるけど、たまに役に立つものちゃん作ってくれると思ってるわよ。」
博士「手厳しいのぉ〜。」しょぼーん
子供2人に厳しい言葉をかけられて、少ししょんぼりしている博士。
椛「あははは!
まぁまぁ、そんなにしょんぼりしないでください。
これ、良かったらと思って持ってきました♪」
そう言って手に持っていた紙袋を博士に手渡す。
紙袋の中に入っているはホールケーキの箱。