• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第4章 銀翼の魔術師


中森「催涙ガスか…クソっ!!」

煙が効いて目を開けてられない。

園子のそばに一つの人影がすぐに近づき耳元で囁く。

キッド「髪飾り、とても良くお似合いでしたよ♪」

園子「キッド様!?」

小五郎「ゴホッ、早くガスを外に出せ!!ゴホッ、ゴホッ、部屋中の窓と扉を開けろ!!」

涙と咳が止まらない。

部屋のガスが薄まり、薄らと周りの様子が見て取れるようになる。

次郎吉「ゴホッゴホッ、皆落ち着け!!倉庫にあったのはキッドをはめる為のダミーだ!!
本物は園子の手元に…!?」
園子の元に駆け寄る次郎吉。

園子「…ごめんなさいおじ様…取られちゃったみたい…」
次郎吉「なにぃーーーーー!?!?」

部屋を飛び出し屋上へ続く階段へ向かうコナン。

コナン(くそっ、さっきの警官がキッドだったんだ!!
あんにゃろー!!
間に合ってくれ!!)

その頃、博物館の屋上庭園に一つの影。
王妃の髪飾りについているエメラルドを月の明かりに照らす。
白いマントがはためいている。

キッド「…これも俺が求めているビッグジュエルではなかったか…」

安室「では返していただきましょうか。
その髪飾りを。」

キッド「!?」

その声に振り返ると1人と人影が近づいてくる。
ミルクティー色の髪が、月明かりに照らされてキラキラ輝いている。
初めて見るであろうその人物にキッドは興味深そうな視線を投げる。
/ 1094ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp