第17章 喫茶ポアロの新メニュー
安室「えぇ、せっかくなので色々見てみて、吟味したいと思います。
初めて行くのでとても楽しみです。」
椛「それは良かった♪
では私はこれで。
今日も、ありがとうございました。」
そう言ってドアノブに手をかけ、車を降りようとする彼女に声をかける
安室「あっ、椛さん!」
椛「ん?何でしょう?」
降りようとしたところ、声をかけたれた為、一度開けたドアを少し締めて、安室の方を振り返る。
安室「先程、本当は何を考え事してたんですか?」
椛「先程??」
安室「僕が配達から戻ってきて、すぐの時の事ですよ。
何か深く考え事、してましたよね?
僕を変人扱いしてた時の件です。」
椛「あぁ!
安室さんって、凄い人だな〜と思って見てたんですよ。」
安室(さっきと合わせて3回目だなw)
安室「何故そう思ったか聞いても?」
椛「そんなに気になるんですか?」
安室「えぇ、あれだけ凝視されてたら。
何となく。」
その安室の発言を聞き、一瞬考え込むが、
椛「う〜ん、時が満ちて話せる時が来たら話します。」
安室「……
…溜めますね。」
椛「あははっ、すみません。
別に変な話とかでは無いのですが。
凄いまとめると、『尊敬』って事です。」
安室「尊敬?」
思わぬフレーズが出てきて、安室は彼女に向かって首を傾げた。