第17章 喫茶ポアロの新メニュー
梓「椛さん。
安室さんから展示会の話聞きました。
マスターと3人で話をして、『安室さんに任せれば問題ないだろう』と言うことになったので、私はその日、店番をすることになりました。
私も行ってみたかったですが…
安室さんの事よろしくお願いします♪」
椛「そうですか。
了解です。
また別の機会に是非♪」
梓「はい!ありがとうございます♪」
そのタイミングで帰りの準備が出来た安室が、バックヤードから出てきた。
安室「椛さん、お待たせしました。
行きましょうか?」
椛「はい。」
彼女は伝票を持ってそのまま会計に向かう。
梓さんに会計をしてもらうと、そのまま挨拶をする。
椛「ご馳走様でした♪」
梓「はい♪ありがとうございました!
安室さんもお疲れ様でした!」
安室「お先に失礼します。」
お店を出て、駐車場までの道のりを二人並んで歩く。
椛「お店、再オープンしてから忙しそうですね。」
安室「そうなんですよ。お陰様で。」
椛「それだけお客さんに愛されてるって事ですね。
良いお店ですね♪」
安室「そうですね。期待に応えられる様、僕も精進しないと!」
椛「ははっ!
もう十分に見えますけどね。
安室さんが入ってから食事のメニューが増えたと、梓さんから聞いてますよ♪」
安室「マスターもノッてきてしまって、そして更に増やそうとしてますからねw」
椛「このまま安室さんが居続けたら、そのうち喫茶店じゃなくてレストランになってしまいそうですね♪」
安室「はははっ!!
そこまでは流石に回せないですよ!!」
駐車場に着くと、もうすっかり見慣れた車に乗り込む。