第17章 喫茶ポアロの新メニュー
このタイミングで声をかけるか少し迷ったが、
微動だなせずにジッとこちらに視線を送っている彼女から、
いつもと違う雰囲気を感じとり、とりあえず声をかけてみる。
安室「椛さん?
どうかしましたか?」
椛「そうですね…
どうかしました。」
珍しく抑揚のない彼女の言葉の返しに、笑みが溢れる。
安室「ははっ!何ですかそれはw
何か考え事ですか?」
椛「そんな感じですね…。」
安室が話しかけたあとも、カウンターに肘をつき、顎に手を添えて、こちらを凝視し続けている彼女の姿に再び思わず笑みが溢れる。
安室「僕が尋ねても良い話ですか?」
椛「そうですね…」
安室「ふっ。何を考えていたんです?」
椛「いやぁ〜、安室さんって凄い人だなぁ〜と思って。」
安室「えっ?僕の事ですか?」
椛「そうですよ。
安室さんって凄い人だな〜と思って。」
安室(2回言ったよwww)
心の中でツッコミつつ、笑いを堪えながら再度声をかける。
安室「くくっw
どうしたんですか椛さん?
今日なんかちょっと変ですよ?w」
椛「私は変じゃないです。
変人なのは安室さんの方です。」
安室(変人??www)
安室「はははははっ!!
変人ってw
中々ひどい言いようですねw」
椛「変人超人です。
大丈夫です。
褒めてます。」
安室「そうですか?w
まぁ…なら良しとしましょう♪」
安室(今ここでは話しずらい話なのかな?)