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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第17章 喫茶ポアロの新メニュー


椛(あれからなんだか、随分と色々な事があったな…。)

そんな事を思っていると、新しいお客さんが入って来た。

梓さんが注文を取り、カウンターで安室がその準備をしている。

パソコンを触っていた手を止めて、ふと、カウンターの中で作業する彼を見る。


椛(それにしても…

あの時、ヒロ君の後ろに3人も居たってことは、彼らももう亡くなっていたんだな。

と言うことは、仲良し5人組中、4人亡くなっているのか…
仲間が全員亡くなって、たった一人で警察官続けてるって…
どんな精神力だよお兄さん…
なんか急に切なくなってきた…

どれだけの事をこの人は、一人で乗り越えてきたのだろうか…
何がそんなにこの人を駆り立てるんだろう…
あっ、愛国心と仲間たちの約束と絆か…
それにしても…
それにしてもですよね〜…

そして、『ゼロの側にいて欲しい』と言われてもね…
それはもちろん黒田さんとの件もあるし、今まで通りにしてたら良いんだよね…?

けど、彼の今回の任務が終わったら、私もそこで契約も切られるだろうし…
そしたら私も、本当に前の様な一般人に戻る事になるだろうし…
そしたらずっとは無理だと思うけどな…
いくらヒロ君達の頼みとはいえ…

いれる限り側にいたら、それで満足してくれるのかな…
あの4人のお兄さん達は…)



安室(さっきから、もの凄い見られてるな…w)

カウンター内で作業しながら、先程からもの凄く彼女からの視線を感じている安室。
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