第17章 喫茶ポアロの新メニュー
お水とおしぼりを持ってきてくれた梓さんに、紅茶を注文をし、パソコン作業をする為、カバンからパソコンを取り出して電源を入れた。
カウンターに入り、彼女が注文した紅茶を準備している梓に声をかける。
椛「梓さん、あの後腰、大事無かったとは聞いてましたけど…
その後、大丈夫ですか?」
梓「あぁぁ!!
あの時は本当にお恥ずかしい姿を…
その後は特に大丈夫なのです。
ご心配をおかけしてすみません。。。」
椛「いえいえ。大事なくて良かった♪」
彼女は梓に向けて笑顔を向ける。
梓は当時のことを思い出しているのか、そのまま話し続ける。
梓「腰を抜かした私に比べて…
椛さんはとってもカッコ良かったです!!
あの時は本当にありがとうございました♪」
少し苦笑しながら話す梓の表情を見ると、なんとなく複雑な気持ちになる。
椛(女子らしく、庇われてる姿の方が可愛くて良いと思うけどな…。
けどまぁ、無い物ねだりかなw)
椛「そんな、大したことしてないよ。
結局、捕まえたのは、安室さんとジョディだし♪」
梓「それももちろんありますけど…
あっ、その安室さんですが、今配達で外、少し出てますが、そろそろ戻ってくると思いますよ♪」
椛「そうですか。」
梓「そういえば!」
そこまで言うと一度言葉を止めて、椛に身体を寄せる。