第4章 銀翼の魔術師
そしてパーティー当日
椛は赤のパンツドレスにライトブラウンのジャケットを羽織り、園子から頂いた招待状を持ち1人会場に向かう。
「学校が終わってから向かう」と言ってた蘭達は時間ギリギリの到着と連絡があった。
椛(そんな事律儀に連絡して来るなんて、蘭ちゃんはちゃんとした子だな〜。)
せっかくのパーティなので楽しもうと、こちらは開場時間から入る気満々だ!!
会場となるベルツリー博物館が見えて来る。
中には招待状を持ってないと入る事は出来ない。
キッドの予告状が出てる影響もあるのだろう。
中に入れない報道陣は然り、一般人も含めて凄い人だ。
思っていた以上に多い人集りに少しげんなりする。
招待客用の通路を通り受付の列に並ぶ。
すると後ろから声をかけられた。
安室「椛さん、こんばんは♪」
振り返ると2度目ましての安室が立っていた。
前回のポアロでのカジュアルな服装とは異なり、ビジッと正装を着ている。
ライトブラウンのパンツスーツに赤い細ネクタイ。
中には濃いめのブラウンのベスト。
胸のポケットに仕舞われているハンカチーフはシックなレッドの柄物でワンポイント利かせている。
椛(めっちゃオシャレだな…
というか、、、
そもそもビジュアルがやっぱり良いんだよな〜
どっかのモデルさんみたい。)
椛「安室さん…こんばんは。
先日はありがとうございました♪」
安室「いえ、こちらこそ。
それにしても…
前回初めてお会いした時にも思っていたんですが、椛さんってオシャレですよね!
今日のパンツドレスもよくお似合いです♪」
そんな事サラッと言ってしまう所がまたにくい…