第16章 ゼロの銃弾
椛「ヒロ君!!!!」
大きく叫ぶ彼女の声に気付き、振り向く景光。
椛「ありがとう!!本当に!!
ありがとうぅ!!!!
あと、松田君も!!萩原君も!!
班長も〜!!
ありがとうぅ!!!!」
その言葉を聞いた景光は、片手を上げて彼女に返事を返す。
そのまま、その上げた自身の手で、目元を覆いながら、
両隣を歩く松田と班長に肩を組まれて、元来た方向へ歩いて行く後ろ姿が見えた。
班長「俺だけ結局、班長のままかよw
それにしても諸伏…
お前、本当最高に良い男だよ。」
松田「あぁ。
それにあの爆弾姉さんも。
お前とゼロが惚れるだけの事はあるな!」
萩原「君たち3人は歳上好きだもんね♪」
松田「なっ!?ハギ!!
そのネタ良い加減しつけ〜ぞっ!!」
萩原「あの時、諸伏ちゃんが言ってた通りに、本当なっちゃったね〜。
俺、椛お姉様にもう一回バイバイしよっと♪」
最後に、松田の隣に並んでいた萩原が一瞬振り向き、軽く手を振った所で強い光の中に入り、眩しくて形が見えなくなった。
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