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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第16章 ゼロの銃弾


1番右端にいた、1番大きな人が声をかける。

椛「あなたは…
…班長??」

班長「あぁ〜…俺だけ『班長』かよw
もう『班長』じゃね〜っつ〜のっ!!」

そのセリフを聞き、皆で笑い合う。

暫く笑い合い、落ち着くと、声をかけたのは景光。

景光「椛さん。」

椛「うん?」

景光「椛さんならきっと大丈夫。」

椛「そうかな…」

景光「そうだよ!
それに、あんなに色々出来るの知らなかったですよっ!!
僕にも教えてくれればよかったのに。」

椛「だって…
ヒロ君といる時はいつも平和で…
一緒に居て、事件に巻き込まれる事なんて一度もなかったし…。」

景光「まぁ〜、確かに…。
それはそうですね…。」

2人で過ごした平和な日々を、お互い思い出しているのか。
感傷に浸り、恋しくなったのか。
再び彼に、ふんわりと抱きつく彼女。

景光は、そんな彼女を愛おしそうに抱きしめる。

景光「…僕はもう、一緒に作る事は出来ないけど…

椛さんから教わった料理の腕、僕からゼロに伝えてあるから…
これからはゼロと作って下さい。

…サンドウィッチの約束、果たせなくてごめん。」

椛「ヒロ君…」

あの時、彼と最後に交わした約束が蘇る。

そしてこの先一生…
『もう二度と叶う事は無い』
と言う現実を突きつけられると、涙が一気に溢れる。
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