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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第15章 郷愁の味覚(テイスト)




それからというもの、景光が警察学校に入るまでの2ヶ月半。

景光が講座に来る時は、終わってからお茶をして、そしてそのまま一緒に帰る日々が続いた。

そのヤバい元彼も無事(?)それ以上、大事になるとはなく、穏やかな日々が続いていた。

講座ではない時も、一緒に映画を見に行ったり、買い物に出かけたり、遊園地や、水族館と2人の距離はどんどん縮まる一方、
景光の警察学校の入学式も着々と近づく。

そして、寮に入居する前の最後の日。

2人で夜桜を見に来ていた。


椛「いよいよ、明日から寮生活だね。」

景光「そうなんですよね…。」

椛「あれっ??
楽しみじゃないの?
警察学校。」

景光「それはもちろん楽しみですけど…」

今夜は桜の名所に来ていた2人。

見物客はもちろん居るが、昼間ほどの喧騒は無く、川辺に座り、川の水の流れと、ライトアップされている8分咲き程の美しい桜の花を2人で眺める。

景光「寮に入ったら、スマホはもう没収されてしまうので…」

椛「そうよね…。」

景光「もう今と同じ様には連絡、取れなくなってしまいますし…」

椛「うん…」

寮に入ったら今までと同じ様には、連絡が取れなくなる事を、前々から分かっていた事だが…
いざその時になると、やはり寂しさを感じてしまう。

このままだと気分が落ちそうなので、少し話題を変える。

景光「年が明けてから今まで、椛さんと沢山、本当に色々話をしましたね。」

椛「うん。そうね。」
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