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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第15章 郷愁の味覚(テイスト)


椛「ヒロ君…??
大丈夫??」

景光「大丈夫?って…」

椛「ん?」

景「全然大丈夫じゃない、じゃないですかぁぁぁぁぁあ!!」

そう言って身を乗り出して怒り始めた。

椛(怒った顔のヒロ君、初めて見たな。)

椛「どぅどぅどぅどぅ〜。」

手を仰いで宥めるが、全く効果がなかった様で…

景光「『どぅどぅどぅどぅ〜。』
じゃないですよ!!
大事じゃないですか!!
何でそんなに、そんなに落ち着いていられるんですか!?」

あまりの興奮具合に、周りの席にいる人たちも『何か何か』とこっちを見始めてる。

『何でもないですから』と、周りの席の人達に笑顔を振り撒く彼女。

椛「まぁ〜、起きてしまったことはしょうがないし、対処していくしかないし。

引越しレベルまで来たのは初めてだけど、これぐらい、似た様なこと、定期的にあるでしょ?
人生って。」

景光「いやいやいやいやいや!!
無いですって!
無いですから!!
そんな事、定期的に起こりません!」

淡々と話す彼女と、対照的に興奮している彼。

椛「元彼がストーカー化する事なんてよくある事だよ。
何でそんなに相手に、嫌われる様なことするのかしらね。

不思議だよね。

そもそも一回でも『好き』と言ったら、それが一生続くと思ってる所が不思議だよね?

一度『好き』って言われたら、相手には何してもいいと思ってるのかしらね。

普通に人にして嫌われる様なこと、よく彼女に出来るよね。
全く理解出来ない。

そんな嫌が積み重なったら、嫌いになって、大嫌いになって、最後『無』になるだけなのにね。」

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