第15章 郷愁の味覚(テイスト)
景光「それだったら、料理は僕が教えてあげるよ!
ゼロ♪」
降谷「えっ??いいのか??」
景光「うん!もちろんだよ!」
降谷「そうか…。
ありがとうヒロ!
まずは何から始めたらいいんだろうか、、、??
なぁ!取り敢えず、もう一つ食べてもいいか??」
よっぽど気に入ったのか、2つ目もあっという間に食べ切る降谷。
景光「あはは!
あぁ、もちろんだよ♪
俺にも、もう一切れちょうだい♪」
新しいサンドウィッチを受け取り、口に運ぶ。
自分で作っておきながらアレだが、本当に美味いと思う。
自身も頬張りながら助手席を横目で見ると、同じように頬張りながら、美味しそうに食べる降谷の姿が映る。
その姿はとても微笑ましい。
景光(ゼロには悪いが…
彼女の事はもう暫く、伏せておこう。
ゼロとは…
恋のライバルには、
なりたくないからな……。)