第15章 郷愁の味覚(テイスト)
あとは、セロリを食べやすいサイズにスライスして、下処理は完成だ。
パンに先程作った味噌マヨ風ソースを塗り、食材を挟んでいく。
景光「この鶏ハムは、どれぐらい量を挟みましょうか?」
椛「この後、私たちが食べるだけだし、ヒロ君の好きな量、好きなだけ挟んでいいよ♪」
景光「ではお言葉に甘えて、肉多めでw」
椛「はいw」
肉多めの結果、サンドウィッチ自体が7cm程とかなり分厚くなったので、クッキングシートにキレイに包み、形を整え、マスキングテープで止める。
形を整えたらそのままクッキングシートごと、真ん中から包丁でカットすると、、、
美しい断面がお目見えした。
景光「おぉ!!
凄い!!
めちゃくちゃ綺麗!!
断面!!ヤバい!!良い!!
そして美味しそうっ!!」
その反応に満足そうに景光を見上げる彼女。
椛「ふふふ♪
そしたら実食しましょう♪
お茶入れるね。」
既に沸かしていたお湯を、ティーポットにそそぐ。
茶葉の良い香りが、部屋中に広がった。
椛・景光「「いただきます♪」」
二人同時に、サンドウィッチを口に入れる。
景光「んんんっ!!凄い!!
何これ!!
めちゃくちゃ美味しいです!!
旨味が凄い!!
今まで、人生で食べたサンドウィッチの中で一番美味しいです!!
お世辞抜きでホントに!!」
椛「あははははは!!
喜んでもらえて良かったよ♪」
景光「セロリが良い感じにアクセントになってて…
いい感じですね!」
椛「うんうん!
セロリ好きな人は喜ぶよきっと♪」
彼は相当気に入ってくれたのか、もう半分もあっという間にぺろりと平らげる。