第14章 長野のコウメイ警部
安室「ははっ!
ありがとうございます。
この機会に食事のメニュー、増やそうかなw」
椛「あははっ!!更にメニュー増やすんですかw
ちなみに、法人枠で私の招待券だと、4人まで入場出来るので、もし良ければ梓さんも一緒にどうぞ♪」
安室「なるほど。
では、マスターと梓さんにスケジュール確認して、また別途ご連絡しますね。」
椛「分かりました♪」
スマホを出したついでに、色々確認してるのか、隣でメールを打ってる様子の彼女の姿が横目に映る。
安室「初めてですね。」
椛「ん??何がですか?」
そのままスマホを操作しながら、言葉を発する。
安室「椛さんの方から、何か誘ってくるの。」
その言葉を聞いて、スマホをいじっていた手を止めて、運転席に座る安室の方に目を向ける。
椛「…確かに…
そう言われてみればそうですね!
あまり意識してませんでしたけど…
いつも誘われっぱなしで…
すみません…」
安室「あはは!
そこ別に謝る様な事じゃないですよw
お誘い嬉しいですよ♪
ありがとうございます。」
椛「そうですか?
なら良かったで……」
安室・椛「!?!?」
会話を続けていた2人がふと、前方に気を取られる。
追越車線の前を走るトラックが、フラフラとゆっくり蛇行運転をし始めた。
フラフラはしているが、走るスピードは上がっている様だ。