• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第14章 長野のコウメイ警部


葵「そんな…
沙羅…
ずっと親友だと思ってたのに…。」

沙羅「それはこっちのセリフよ!!
私の方がずっと前から、正弘と付き合ってたのに!!
横取りしてきたのは、あんたの方でしょ!?」

匠「俺との事は?
全部偽りだったのか?」

沙羅「そうよ!
匠がしつこく付き纏って来るから!
なんでも言うこと聞いてくれるし。
それなら良いかなと思って、一緒にいただけよ!」



その供述の元、そのまま彼女は警察に連行される事となった。

残された葵は泣き崩れ、それを支える様に、匠が付き添っている姿が遠くから見えた。





歩美「なんだか悲しい事件だったね…」

元太「そうだな、あれじゃ誰も幸せになれねーよな!」

光彦「大人の恋愛って怖いですね…」

泥沼恋愛もつれの話を、しっかり聞いてしまった子供達3人は、幾分いつもより、ゲンナリしている様に見えた。

哀「大人も子供も関係ないわ。それぞれの性格の問題よ。
周りの人を大切に出来る貴方たちは、あんな大人にはならないわ。
大丈夫。」

コナン(灰原…良いこと言うじゃねえか。

それにしても…
今日はこいつの出番が無くて、助かったぜ。)

そう言って、ポケットの中にある蝶ネクタイ型変声機に触れる。

コナン(今日は、コレ使ってる所見られない様、気を使わなければならない大人達が、ウジャウジャいるからな…)

首を上げ、彼の言う
『気を使わなけれならない大人達』
の様子に視線を向けた。
/ 1094ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp