第14章 長野のコウメイ警部
匠「…俺は
…葵が言う通り、正弘とこの部屋に残って飲んでたよ。
けど、残りも少なかったから、葵が出た後すぐこの部屋を出たよ。
部屋で飲もうとなってたんだけど、『タバコ、外で吸ってから戻るから、先に部屋に戻っててくれ。』と言われて。
先に戻って部屋で飲む準備をしてたんだけど、一向に正弘が戻ってこないからおかしいなと思ってた所に警察が来て、今ここに連れてこられたってわけさ。」
高明「成程…
失礼ですが、あなた方はカップル同士なのですか?」
沙羅「えぇ、そうよ。
亡くなってる正弘くんの彼女が葵。」
匠「で、沙羅の彼氏が俺ってわけ。」
コナン(遺体は、まだあの時温かかった。
刺されてからまだそんなに時間は経っていない。
3人のアリバイも曖昧だし、犯行時間的にも、どの人物にも犯行は可能だ…
あとは誰が犯人か絞り出すだけだが…)
顎に手を当てて、何やらいつも通り考えているコナン。
高明「今日も推理は順調かね?『白眉の少年』?」
高明は、そんな考え込んでいる様子のコナンに声をかける。
コナン「えっ?
あぁ〜…
僕、子供だからあまりよく分からないよぉ!」
諸伏警部「ほぅ、そうでしたか。
それは失礼。」
諸伏は軽くコナンに笑を浮かべると、何かを確認しに行ったのか、鑑識の方へ向かって歩いて行った。
そんな2人の様子を見ていた彼女は
椛(今日は、麻酔打ち込む相手いないけど…
そんな時はどうしてるんだろ〜。)
と興味津々でコナンの様子を伺っていた。