第14章 長野のコウメイ警部
友人1:葵「正弘くん!!」
友人2:匠「正弘…。」
友人3:沙羅「そんな…」
警察が話を聞くとどうやら、大学時代の友人4人で、旅行に来ていたようだ。
高明「3人は今までどちらで何をしてらっしゃったのか、聞かせて頂けませんか?」
被害者の友人3人に、先ずは事情を聞く。
沙羅:「4人でこの部屋で夕食を頂いたあと、私と葵は『食後の温泉に浸かろう』と言ってて。
けど、温泉セットに化粧水を入れるのを忘れてた事に気づいて…
私は最初にこの部屋を出て、一度荷物を取りにホテルの部屋に戻りました。
そのまま女湯に移動して、葵とお風呂で合流しました。」
葵「私は沙羅が忘れ物取りに出たあと、直ぐにそのまま直接女湯に向かいました。
湯船に浸かっていたら、沙羅が入ってきて、そこで合流しました。
その後、お風呂上がりに脱衣所で着替えてる時に従業員さんが入ってきて、話を聞き、今ここに沙羅と2人で戻ってきた所です。
私がこの部屋を出る時は、匠くんと正弘くんはまだお酒が残ってて。
『この瓶飲み終わってから部屋に戻ってまた2人で飲み直す』とその時は言ってましたが…」
そこまで言うと、話を聞いていた高明はじめ、匠の方に一斉に視線が集中する。
匠「ちょっと待てよ!
俺がやったって言うのかよ!!」
高明「とりあえず落ち着いてください。
まず、貴方の状況を教えて頂けますか?」